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「よし。きれいになったね!」



唇が重なったのは本当に一瞬だった。


一瞬だったのに、スローモーションに見えた。



「ちゅー、しちった。」


「…大介くん、顔真っ赤だよ。」


「きゃー。見ないでーっ。」



思わず笑みをこぼすと、大介くんが私の頬にふんわりと触れた。

「これからも俺が笑わせたる。」


「…関西弁。」


「あぁっ!康二のせいでかっこつかなかったんだけど!もーどうしてくれんの〜。」



悔しがる顔がわざとらしくて、指摘したらぺろりと舌を出した。



「Aちゃんはやっぱり、笑ってる顔がいっちゃんかぁいいね。」


「…ありがとう。」


「兄ちゃんたちに報告しなきゃだね。」


「ごはん、食べに来る?」


「…!行く!行こう!今すぐ行こう!」


「その前に買い物、」


「チンジャオロース食べたい。」


「大介くん、ハマるとそればっかり。」


「んえ?Aちゃんの作るやつにハマってっからあの日以来食べてないよ?」


「…、」


「Aちゃんのごーはんっ!Aちゃんのチンジャオロースっ!たーのしーみたーのしーみわーい!」



小躍りする大介くんを見つめながら、恋人になれたことを噛み締める。


すると私を振り返ってフッと微笑んだ。



「ご飯食べたらさぁ、」


「…っ、」


「またここに連れて帰ってもいーい?」



明るい口調とは裏腹に艶っぽい表情。


私は小さく頷いた。



Fin

作者より(4/7)→←43



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設定タグ:SnowMan , 佐久間大介 , ロマンスシリーズ   
作品ジャンル:恋愛
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minese(プロフ) - ありがとうございます、助かりました (5月2日 12時) (レス) id: 8f46ce7c6e (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - mineseさん» 題名は『玉響-moment』です(* ᴗ͈ˬᴗ͈)” (5月2日 12時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
minese(プロフ) - 題名を教えてください (5月2日 11時) (レス) id: 8f46ce7c6e (このIDを非表示/違反報告)
minese(プロフ) - そうなんですか⁉ありがとうございます (5月2日 11時) (レス) id: 8f46ce7c6e (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - mineseさん» 目黒くんのお話ありますよ!お手数ですが私の作品一覧を見ていただければと思います。 (5月1日 16時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:涼-suzu- | 作成日時:2024年4月7日 16時

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