4 ページ14
大我も優吾も冷たいよなぁ......なんて愚痴りながら部屋に戻ると、室内にはまだ明かりが点いていた。
ジ「ただいまー」
樹「おう、お帰り。飲み会楽しかった?」
ジ「飲み会じゃねーよ。大我と一緒に幼馴染みと飯食いに行ってきたんだって」
樹「どうせお前のことだから、飲んだんだろ」
ジ「ま、そこは否定しない」
樹「じゃあ、結局飲み会やん(笑)」
同室の樹とテンポの良い冗談を言いながら、上着を脱いでハンガーに掛けた。
優吾同様、彼もホテルの浴衣に着替えてベッドの上に寝そべっていた。
手元にノートを開いてるから、思い浮かんだ歌詞や言葉を書き留めていたんだろう。
ジ「それ、次の曲の作詞?」
樹「まぁね。採用されるかは分かんないけど、良いフレーズが浮かんだらメモするようにしてんの」
ジ「ふぅん、ちょっと見せてよ」
樹「駄目。まだ適当に思い付いた言葉を並べてるだけだから」
ジ「ケチ」
樹「何とでも言え(笑)」
彼とのやり取りは気を使わなくていいし、メンバーの中でも波長が合うから気楽だ。
とりあえず先にシャワーを浴びて来ようとタオルを手にすると、ふいに樹がノートから顔を上げた。
樹「んで、うちのお姫様には告ったの?」
ジ「は?」
樹「あれ?そろそろ今日辺り言うんじゃねーかなって思ったんだけど、違ったか」
ジ「はぁ........?!」
目を見開いて間抜けな声を上げる俺に、樹は悪戯っぽくニヤリと笑ってみせた。
1293人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
anzu(プロフ) - あこさん» わー!ドキドキして頂けて嬉しいです!しょうこじかなり推してるので、また続きを書きたいです♪ (2021年7月29日 21時) (レス) id: 3701b73a02 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - しょうこじのお話、ドキドキうわぁ〜〜でした♪また、続きをかなり期待してます。 (2021年7月29日 18時) (レス) id: 33c6b659cd (このIDを非表示/違反報告)
anzu(プロフ) - ななこさん» いつも素敵なアイデアありがとうございます♪ オリと皇輝くんが同じグループでデビューした設定は面白そうですね!少し先になるかもですが、めめラウ未来編でチャレンジしてみます! (2021年7月20日 22時) (レス) id: 3701b73a02 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ - 保育園から仲良かったつだくんや川崎くん、織山くんも芸能界でラウールとの再会で保育園会を結成はいかがですか?いつでもいいですから (2021年7月20日 10時) (レス) id: 265254f1eb (このIDを非表示/違反報告)
anzu(プロフ) - あこさん» 喜んで頂けるように頑張ります!今回はしょうこじデート(?)編です♪ (2021年6月19日 22時) (レス) id: 3701b73a02 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:anzu | 作成日時:2021年4月8日 17時