佐久間さんちは今日も幸せ2

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言われてみれば、さっきから身体の中がポカポカしてるかもしれない。


お酒はそれ程飲まない方だけど、冷え性だから身体を温めるために、アルコールに頼っちゃう時がある。


ほんのちょっぴりだけどね？


ほら、ワインって脂肪を燃焼させるポリフェノールも含まれてるじゃない。


大「それはいいんだけどさ、ワインって催淫作用もあるっしょ？お酒弱い亮ちゃんなんか、効果テキメンじゃん(笑)」


亮「えっ、そうなの」


大「そうだよー。恥ずかしがり屋の亮ちゃんから誘ってくるのって、だいたい酔った時なんだよね〜」


亮「べっ、別にそんなことなくない？！だってちょっとしか飲んでないし.......っ」


大「そんなことあるの。もしかして無自覚だったりした？」


ていうか、酔ってなくてもあんな可愛い旦那さん見ちゃったら、触りたいし抱き締めたいって思うでしょ、普通。


周りからは大人しそうとか草食系に見られがちだけど、俺だって、れっきとした男なんだからね？


佐「ふぅん。じゃあ亮ちゃんは今、俺とシタいって思ってるんだ？」


亮「う〜.........ぅん、どうだろ。そうなの、かなぁ？」


大「どっちなの(笑)」


亮「だっ、だって、そういう感覚よく分からないし！」


ただ単純に大介のことを愛でたいだけなんだけど、もともとそっちの欲は薄い方だからよく分からない。


小さく唸りながら真剣に考えている俺に吹き出した大介は、不意を突いたように、急に起き上がった。

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