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翔「俺は新しいメンバーなんて絶対に認めない!」
照「おいっ!翔太待てって!」
辰「翔太!!」
乱暴に扉を閉めて出ていった翔太を、辰哉と照の2人が追いかけていった。
1人だけ残った涼太は、窓の外に目を向けながら小さくため息をついた。
すぐに水道でタオルを冷やしに行くと、殴られた時に切れた唇にそっと当ててくれた。
大「...........っ」
涼「ごめん、滲みるよね。でも腫れるといけないから、ちょっとだけ我慢してくれる?」
大「ううん、大丈夫…。なんか、俺のせいでごめんね」
涼「どうして佐久間が謝るの?悪いのは翔太だよ。話もよく聞かずにいきなり殴るなんて、ほんと困った奴だよ」
大「舘さん.......俺、」
涼「…黙って。話したいことはあるだろうけど、先に手当てをさせて。頬に痕が残ると、明日の仕事にも差し障るからね」
何時もの穏やかな笑みを浮かべると、唇に人差し指をあてた。
甘く響く柔らかい声に、強張っていた身体からふっと力が抜けていく。
涼「翔太は少し頭を冷やした方がいいから、また改めてメンバー全員で話し合う時間を作ろうよ。もちろん、康二くんも含めて、ね」
大「ありがと........舘さん」
涼「ほら、そんなしょぼくれた顔しないで?元気の良さが佐久間の取り柄でしょ!」
珍しく戯けたような声で顔を覗き混んできた。
涼太らしい気遣いに目頭が熱くなる。
俯いた俺の頭を長い指でくしゃっとかき混ぜると、優しく肩を抱いてくれた。
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anzu(プロフ) - 黒闇 蓮さん» OH…お友達にも是非ありがとうとお伝えしたいです!ゴリ押し万歳!w ちな、anzuはみかん県出身なので少しなまりあります笑 (2021年2月12日 22時) (レス) id: 3701b73a02 (このIDを非表示/違反報告)
黒闇 蓮 - anzuさん» 僕もうっかりしょうれんの台詞標準語にしちゃう時ありますよ笑なんせ自分が標準語の人なんでね…笑。anzuさんの作品はとても面白くてオススメだよ!と友達にゴリ押しされて読んだら沼にズボズボと…笑 (2021年2月12日 9時) (レス) id: 6840ce10b8 (このIDを非表示/違反報告)
anzu(プロフ) - 黒闇 蓮さん» 蓮様、こんにちは!わぁ!嬉しいお言葉と右ポチありがとうございます!キンプリはずっと出したかったので、喜んで頂けて嬉しいです〜!しょうれんの台詞がうっかり標準語になってたので、隙を見つけて直したいです(小声) (2021年2月11日 13時) (レス) id: 3701b73a02 (このIDを非表示/違反報告)
黒闇 蓮 - こんな素敵な作品ありがとうございます!King & Prince出てきた時に発狂しちゃいました笑続編も応援してます!評価は1番右に…ポチッ (2021年2月11日 9時) (レス) id: 6840ce10b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:anzu | 作成日時:2021年1月10日 22時