答え合わせ ページ12
目黒side
宮舘『ごめんね、話しにくい事を聞いてしまって。』
目黒『大丈夫っす、俺も今日は話す為に来ましたから。』
まさか、だてさんから言われるとは思わなかったけど。
佐久間『涼太、本当に大丈夫?』
宮舘『うん。大丈夫だよ。』
深澤『じゃあ話していくけど...えっと、まず舘さんは先生から何処まで話をきいてるんだっけ?』
宮舘『交通事故にあって、記憶をなくしてるって。
芸能人でアイドルをしていたから、あの日皆は心配してきてくれたって。だから、事故の詳しい詳細はきいてないんだ。』
佐久間『そうだったんだ。』
3人がどんどん話を進めていく中、必死にどう説明したらいいのかを整理する。
俺、ちゃんと組み立てないと話が支離滅裂になりそうだから。
ふと、手に何か被さる。
その手を辿ると、ふっかさんが優しく握っていた。
一瞬だけど、振り返って俺を見て微笑んでくれた。
そうだ。俺が1人でまとめる必要はない。
皆で、話せばいい。
目黒『じゃあまず、事故の日の話をしますね。
あの日は、バラエティ番組のロケの撮影を2組に別れて都内でしていました。俺と阿部ちゃん、佐久間くんと舘さんが同じチームで行動していて。』
佐久間『...っ。』
目黒『信号待ちをしていたら、1台のトラックが信号無視をして俺達の方へ突っ込んできました。その時に1番近くに居たのが舘さんだったんです。』
宮舘『そう、だったんだ。
え、でも..?』
目黒『...それで、このままじゃ舘さんが危ないと思って俺は助けようと思ってその場所に突っ込んで行ったんです。それからはあまり俺も覚えてないんすけど、佐久間くんが直ぐに救急車呼んでくれたり看護師さん探して応急処置してくれたりしました。
だから今、2人ともこうして生きているんです。』
俺は言いたいことを言い切った。
間違いなんてない、ありのままの話を。
深澤『舘さん、大丈夫そう...?』
舘さんは、まだ頭の中の整理がついていないようだった。
目黒『すみません、一気に喋っちゃって。
大丈夫そうっすか?』
宮舘『...あ、うん...えっと、じゃあ目黒の怪我って俺のせ』
目黒『違います。』
宮舘『いや、でも』
目黒『俺が自ら突っ込まなきゃ俺の怪我はなかった。だから、俺のせいなんですよ。舘さんは何も悪くない。』
深澤『そもそもめめだって悪くない。あの事故は誰も悪くない。誰一人起こしたくて起きたんじゃいんだから!』
そういえば、そうだったんだっけ。
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りん(プロフ) - ともみさん» こちらこそ、素敵なメッセージありがとうございます! (2022年5月28日 13時) (レス) id: 9dd6c9cdd9 (このIDを非表示/違反報告)
ともみ(プロフ) - 涙が止まりませんでした。素敵な小説をありがとうございます。 (2022年5月28日 0時) (レス) @page33 id: aad3573941 (このIDを非表示/違反報告)
リセル(プロフ) - りんさん» いえいえ! (2021年10月17日 21時) (レス) id: d52ea51f4a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - リセルさん» ありがとうございます!訂正します! (2021年10月17日 21時) (レス) id: 397729a488 (このIDを非表示/違反報告)
リセル(プロフ) - すみません、更新された最後のページで、分かり切っただと思いますよ! (2021年10月16日 2時) (レス) @page25 id: d52ea51f4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りん | 作成日時:2021年6月16日 1時