紅一点のトリコ！ (ページ36)

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えがお × 橙ページ36

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向井｢なあAちゃんって今日空いてるっけ？｣

マネージャー｢今日Aさん午後は休みすよ〜｣

向井｢ほんま！？ご飯誘おうかな｣

予定より早く仕事が終わり、帰りの車。
最近Aちゃんとご飯行けてないな〜行きたいな〜と思い、期待しないで予定を聞いてみたらまさかの同じ時間お休み。

…でもAちゃんのことやから誰かと予定入ってるよな。そうやんな。

向井｢…なんか予定聞いてる？｣

マネージャー｢特に聞いてないですね。連絡してみたらいいじゃないですか｣

向井｢緊張するやん！！断られたら悲しいやん！！｣

マネージャー｢メンバーですよね？笑｣

そうなんやけど！…迷いながら一旦共通の予定表を確認してみると、他メンバーはみんな仕事中。
…ええい！もう送ったれ！！メッセージアプリを開いて勢いでAちゃんに連絡をする。

明らかにソワソワしてしまっている俺を見てマネージャーは爆笑していてツッコミ入れていると、ポンッと通知音。

Aちゃん家におる?
A家だよ〜
夜ご飯行かん??🍚
A行く!

向井｢よっしゃ！｣

マネージャー｢よかったですね｣

ガッツポーズをすると、マネージャーは察したのかまた爆笑された。

◇

『お店決めてくれてありがとう〜』

向井｢ええんやで！俺から誘ったし！｣

『誘ってくれて嬉しかった』

向井｢ほんま？よかった〜…｣

Aちゃんはついでに買い物してから行く！とのことだったので、お店で合流。安堵している俺に対して、Aちゃんは少し首を傾げる。

向井｢いや断られたら悲しいやん？｣

『康二くんの誘いは断らないよ』

向井｢他に予定入ってる時とかさ！｣

『あー…康二くんの優先する！笑』

向井｢それは先約を優先しなきゃあかんやろ！！笑｣

俺がツッコミを入れるとAちゃんはすごく笑顔で、ほんまに嬉しくなる。
そこからご飯を頼んで2人でおしゃべり。ご飯を食べている途中に心做しかAちゃんがいつもよりご機嫌なことに気づいた。

向井｢なんかいい事あったん？｣

『え？』

向井｢いつもより、なんやろ…ウキウキな感じする！｣

『そうかな？』

向井｢そうやって！今日めっちゃ笑ってくれるもん！｣

『いつも康二くんのボケに笑ってるよ？笑』

向井｢…いつも以上にってこと！｣

Aちゃんは、んーっと考えた後ドリンクを一口飲んで、口を開いた。

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