病院嫌いな黒くん14

ストレス ページ1

佐久間side

今日はオフで蓮とソファに座って寛いでいる。

ずっと喋ってる訳でもなくて、それぞれスマホを弄ったりのんびりしてるんだけど、ふと震えている蓮の手が目に入った。

佐「蓮？」

声をかけたけど反応がなくて、蓮の顔を見ると眉間に皺を寄せて唇を噛み締めている。

佐「ちょっ、血出てるよ！噛むのやめて」

結構な力で噛んでたのか唇から血が出てるから、思わず大きな声がでてしまった。

深「大丈夫？」

岩「なんかあった？」

俺の声に気付いたふっかと照もやって来て、3人で蓮を囲む。

目「何？」

佐「何じゃないじゃん。血出るまで噛んで何かあった？」

目「別に何もないから」

岩「じゃあ何で唇噛んでたの？」

目「別に」

深「何かあったなら話して？俺ら聞くよ？」

蓮は素っ気なく反応するけど、何か追い込まれてる感じの蓮を放っておけなくて聞き出そうとすると、

目「もう！何もないって言ってるじゃん！しつこい！」

しつこい俺らにイライラしたのか、大きな声で牽制して自分の部屋に走って行った蓮。


佐「しつこかったかな…」

深「でも追い込まれてる感じだったし放っておけないよ」

岩「部屋行くか」

蓮は放っておいて欲しいんだろうけど、俺らはそれができないから蓮の部屋に3人で向かう。

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