先生‼︎殺していいですか？〜新たな問題児〜

＊ ページ10

阿部 亮平side

　

ym「戻ったよ」



ab「あ、ありがとうございます。



…彼が」



山田先生は頷く



ym「一条真琴くん。



T組の生徒だよ」



…ヤンキーだ



im「よろしく、阿部せんせー。



じゃ、俺帰るから」



一条くんはそれだけ言って教室から出ようとする



ab「ちょちょちょ‼︎



帰っちゃダメだって」



im「は、なんで？」



ab「えっと…補導された理由を聞かないと」



im「えっと、むしゃくしゃして突っかかってきた他クラスの奴ぶっ飛ばした。



以上」



以上…以上⁉︎



im「んじゃ、帰るわ」



一条くんは教室の扉を開けた



kk「うわっ‼︎」



その時、両手にノートをたくさん持った神楽くんがいて、思いっきりぶつかった



神楽くんの両手からノートが落ちる



kk「あっ…」



神楽くんは急いでノートを拾っていく



最後の一冊を一条くんが手に取った



im「…いい趣味してるじゃん」



そう言ってノートを渡し、颯爽と去って行った



kk「…いい、趣味」



ab「神楽くん、大丈夫？」



神楽くんはノートを思いっきり抱きしめた後、カバンを持って教室から飛び出した



ym「…ありゃ、高木タイプだ」

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