春風と太陽と月光2 (ページ1)

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旅立ちページ1

mark side

アメリカで音楽の勉強をしていたAが約2年ぶりに韓国に帰ってくる。 

この2年で本当にいろんなことがあった。 

彼女を待つ間にこの2年間を振り返る。 

初めてのツアーで北米を回った時、俺たちは会えない時間を埋めるように楽しい時間を過ごした。

 誰も俺たちを知らない場所で、あの遊園地以来初めて3人で外で遊んだのだ。 

ヘチャンが中退し、俺が卒業して、半年後に彼女は海を渡った。 

本気で仕事に向き合う俺たちに恥じない自分になるため。 そう覚悟を伝えてくれた彼女は、本当に眩しかった。

彼女が飛び立つ日、俺たちはイリチルの仕事だった。

 見送りに行きたかった気持ちと、引き止めてしまいそうだからこれでいいという気持ちとごちゃまぜだった。

 それはドンヒョクも一緒だったと思う。

 見かねたテヨンイヒョンがどうにか撮影順を調整して送り出してくれた。 

きっと不安だろうからちゃんと2人が背中を押してあげなくちゃ。 

そう言ったヒョンを、俺はずっと尊敬している。