紅一点×SnowMan⑨ (ページ40)

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それから後輩を追加しようということになって、
岸を追加する。

岸『ちわっす。うわっ。Aちゃんもいる。豪華っすねー。』

「それほんとに思ってる？」

渡『お前の言い方薄いんだよなー。』

岸『思ってますってば！』

岸を交えてさらに話は盛り上がる。
この子の後輩力は本当にすごい。

かなり盛り上がったまま、配信用の撮影が終わる。

せっかくならこのままリモート飲み会を
しようということになり、スタッフさんが抜けて
5人だけになった。

田『みんなお酒用意した？』

菊『したよー。』

「私はハーブティーで。」

岸『Aちゃん飲まないんでしたっけ？』

「うん。私めちゃくちゃお酒弱いの。」

岸『まじすか？意外。』

田『ほんとね、姉御お酒飲んだらやばいよ？』

岸『え。樹くん飲んだことあるんすか？』

田『おー。初めて姉御と一緒に酒飲んだの俺。』

岸『まじかー！じゃあ今度俺とも飲んでくださいよ。』

渡『だめ！』

菊『絶対だめ！』

私の酒癖を知っているみんなが
すごい剣幕で否定している。

あまりの様子に岸がたじろいでいるのが分かる。

岸『あ、、、分かりました。』

お酒の話はそこで終わり、
自粛期間中の自分のグループのメンバーの話になる。

岸『てか、廉がめっちゃ自慢してくるんすよ。Aちゃんにご飯作ってもらったーとか言って。』

菊『は？永瀬？付き合ってんの？』

「まさか。お隣さんだから、作った食事をお裾分けしてるだけ。」

田『あー、なるほどね。めっちゃいいじゃん。うらやま。』

渡『あれ？もう部屋には行ってないの？』

「、、、うん。もうWi-Fi置き型のやつ届いたから。」

岸『え？Wi-Fiなかったんすか？まじすか？』

一緒に食べて、同じ部屋で過ごしてることまでは
バレていないみたいだ。そのことに少しだけ安堵する。

渡『じゃあ、切るか。みんなおやすみ。』

岸『おやすみなさい。』

「おやすみー。」

みんなとの配信を切って一息つく。

私はある人に連絡した。
数分で部屋のインターフォンが鳴る。

その音を聞いてすぐに玄関に向かった。