紅一点×SnowMan⑨ (ページ8)

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side ABE ページ8

A『阿部ちゃん？』

「A？どうしたの？」

A『今から散歩にでも行こうかと思って。』

コンビニで飲み物を買って、
ホテルに入ろうとしたらAとばったり会った。

夏服に着替えていて、いつもよりラフな感じだ。

「1人で？」

A『うん。』

いや、いくら海外で知ってる人が少ないとはいえ、
それは危ないだろう。

「行くのはいいけど、1人は危ないから、一緒に行こう。」

A『え？疲れてない？大丈夫？』

「それはこっちのセリフ。荷物置いてくるから少し待ってて。」

Aにはホテルのロビーにいてもらうように言って、
急いで荷物を置いて外に行く支度をした。

ロビーに戻るとAともう1人の顔が見える。

「康二？」

向『おん。なんか久々のタイやし、散歩しようと降りてきたらAがおったんよ。阿部ちゃん待ってるって言ってたから、一緒にいた。』

A『康ちゃんも行くって。』

向『おいしいカオニャオマムアンのお店あんねん。少し歩くし散歩がてら行こうや。』

康二がカメラをぶら下げて
めっちゃワクワクした顔をしている。

「そうだね。」

A『スイーツならひーくんも呼ぶ？』

「さっき部屋戻った時寝ていたから大丈夫だと思う。」

向『そうなんや。残念やな。』

ほな行こかーと康二が先頭を切って歩いていく。